小規模総合学科等による地域と連携・協働した高校魅力化推進事業

本校では「小規模総合学科等による地域と連携・協働した高校魅力化」事業に取り組み、

「地域創生や持続可能な社会づくりの観点からの探究活動等の充実に向けた取組」を
テーマとした実践を行ってきた。

総合学科の利点(専門科目や学校設定科目の多設置や少人数授業)を活かし、
地域密着型探究活動の充実を図るようにし、
次の教科・科目における教科横断的な実践を行った。

①養蜂(地元企業)を題材に自然環境研究(理科)と家庭基礎(家庭科)での教科横断的な授業。

②食文化・フードデザイン(家庭科)での地元企業や農園との協働による実習。

③総合的な探究の時間(2年次)での地元企業とのキッチンカーの運営。

④総合的な探究の時間(3年次、課題研究)での地元地域のバリアフリー観光の実現を題材とした研究活動。

⑤簿記(商業)での高校生ビジネスプラン・グランプリ参加による地元地域の活性化につながるプランの立案及び発表。


◆取組の成果(学校)
(1)事業として各取組を通じ、地域との連携・協働の目的及び目標がより明確になり、
   実施後の成果について校内外共に理解されやすいことから、
   生徒や担当教員の成就感に繋がった。
(2)「キャリア教育の全体図(ESDとの連携)」を作成し、
   教科間で共有できるよう学校全体で効果的にキャリア教育とESDに取り組めるよう改善を図った。
(3)年間の取組目標を設定し学校独自のESDカレンダーを作成し授業改善につなげ、教科横断的に取り組んだ。
(4)生徒アンケートにより、教育活動(学習・進路・生活)の項目の評価を向上させた。

◆取組の成果(地域)
(1)教科横断的な取組や、地域の人的物的教育資源を活用し、地域とつながることにより、本校生徒の良さや、
   本校が地域を支える存在であることを積極的に発信し、魅力ある学校であることを地域にアピールすることができた。
(2)地域の小中学生、保護者等に進路選択の一助となるよう、取組を発信し続け、入学生の確保につなげることができた。
(3)生徒自身に地域の魅力を体験させることによって地元への進学・就職率を高められた。