令和7年度 校長挨拶

                    北海道留辺蘂高等学校長 津 辻 和 典

 北海道留辺蘂高等学校のホームページにアクセスいただきありがとうございます。

 本校は、昭和28年に北海道留辺蘂高等学校として発足し、歴史と伝統を積み重ねて今年で72年目を迎えます。平成12年度からは、総合学科へと転換し、2系列5グループによるきめ細やかな指導を実践し、進学を目指す生徒や就職を希望する生徒など、生徒1人ひとりの進路実現に向けた教育活動を行っています。これまでに10,274名の卒業生を輩出し、地域はもちろん、全道、全国で活躍する有為な人材を送り出してきました。

 校訓「友愛 英知 創造」のもと「社会で自立し共生できる力を育む」ことを教育目標として、特徴ある教育課程を編成しています。基礎学力の定着を土台として、SDGsの視点を取り入れたキャリア教育や自ら課題を設定し、その課題解決を図る「課題研究」において問題解決能力や自発的・創造的な学習態度を育成し、生涯にわたって学び続ける人間を育てていきます。昨年度は、福祉ゼミで「留高生が子育て世代と高齢者世代の架け橋となろう!子育てサポート隊」をテーマに留辺蘂町内の子育て世帯から子育てに関する悩みを聞き、解決する手段を探究し、北海道教育委員会主催「探究チャレンジ・オホーツク」で探究活動成果発表を行いました。家庭ゼミでは「“へん”食すると、大きくなれない?!~好き嫌いを少しでも減らしてもらおう~」をテーマに活動し、課題解決のために近隣の保育園・幼稚園・小中学校に嫌いな食べ物のアンケートをとり、その結果からレシピを考え、北見市内で子ども食堂を実施しました。探究結果を札幌市での総合学科学習成果発表会で披露しました。

 本校は、今年度をもって閉校となりますが、全校生徒である3年次生21名が、卒業する時に「留辺蘂高校に入学してよかった」と思えるように、教職員一同は一丸となって全力で学校生活をサポートしていきます。

 今年度も学校行事や部活動など、生徒の活動を随時このホームページに掲載していきます。保護者や地域の皆様等には、今後とも本校の教育活動にご支援、ご協力を賜りますよう。よろしくお願い申し上げます。