令和6年度 校長挨拶

                                                                                            北海道留辺蘂高等学校長 津 辻 和 典

 北海道留辺蘂高等学校のホームページにアクセスいただきありがとうございます。

 本校は、昭和28年に北海道留辺蘂高等学校として発足し、歴史と伝統を積み重ねて今年で71年目を迎えます。平成12年度からは、総合学科へと転換し、2系列5グループによるきめ細やかな指導を実践し、進学を目指す生徒や就職を希望する生徒など、生徒1人ひとりの進路実現に向けた教育活動を行っています。これまでに10,258名の卒業生を輩出し、地域はもちろん、全道、全国で活躍する有為な人材を送り出してきました。

 校訓「友愛 英知 創造」のもと「社会で自立し共生できる力を育む」ことを教育目標として、特徴ある教育課程を編成しています。基礎学力の定着を土台として、SDGsの視点を取り入れたキャリア教育や自ら課題を設定し、その課題解決を図る「課題研究」において問題解決能力や自発的・創造的な学習態度を育成し、生涯にわたって学び続ける人間を育てていきます。昨年度は、国際ゼミで「『フェアトレード』について知ってもらおう!」をテーマに世界の貧困問題を解決する手段を探究し、北海道教育委員会主催「探究チャレンジ・オホーツク」で探究活動成果発表を行いました。福祉ゼミでは「人口の少ない留辺蘂町のよさを知りながら、地域の活性化を目指して、住み続けられるまちづくりをしよう!」をテーマに活動し、課題解決のために認知症予防のための運動・レクリエーションの実施、地域の特産物である【豆】を使った白花豆バーガーのキッチンカー販売を行いました。

 予測することが困難な時代を生きる生徒達には、他者と協働していくためのコミュニケーション能力や社会性を身につけることも必要です。新型コロナウイルス感染症以降、各種行事が休止となっておりますが、様々な機関等との連携をもちながら、学校・地域・教育機関が一体となって生徒を支援し、学校の学びと社会生活を結びつけていきたいと考えています。

 今年度も学校行事や部活動など、生徒の活動を随時このホームページに掲載していきます。保護者や地域の皆様等には、今後とも本校の教育活動にご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。